ψ桃子の妄想日記〜第3弾〜

とりあえず、まずは第2弾を読み返してくださぁ〜い♪
こちらからどぉ〜ぞっ!!


「先生・・・舞波ね・・・。えっと、えっとぉ、先生の事が・・・」


そう言い残した舞波は・・・
「やっぱり今日は帰りますねっ。桃子ちゃん、みや・・・行こっ!!」
「ぇ、ちょ・・・マイハっち・・・」
二人が引きとめようとしたが石村は振り払って走り出す。
「センセッ、さよーならー」と後を追うように二人も帰っていった。
「ぉ、ぁ・・・気ぃつけて帰りやー・・・って聞こえてないか。」




校門を出た頃に二人は石村にやっと追いついた。
「もう!!何やってるの舞波ちゃん。」「そうだよ!!マイハっち!!後ちょっとだったじゃん」
二人して石村に問いかける。
「だって・・・だってさ、先生こんなワタシとか絶対相手にしてくれないもん。」
「何言ってるのよ、まだまだこれからじゃない!!舞波ちゃん、まだ何にもしてないでしょ!!」
「だって・・・だって・・・」
「もう!!しょうがないなぁ〜。・・・ぁ!それじゃーさ、2月13日マイハっちの家に集合ねっ!!」


「ぇ・・・桃子ちゃん・・・」
「ももちゃんナイスッ!!それだよ!!」
「へっへー。こうなったらチョコレートを渡すのだっ!!」
「桃子ちゃん・・そんな事ワタシにできないよぉ」
「もう決めたの!!約束だからねっ!!」
半ば無理やりではあるが嗣永の提案により石村の家で本命チョコレートを作る事になった。
石村は恥ずかしがってはいたがココロを込めて嗣永、夏焼の助言の元、チョコレートを作っていった。


その合間合間に嗣永と夏焼はどこで渡そうとか何て言おうとか、二人していろいろと考えていた。


そして2月14日・・・
舞波ちゃん、ちゃんとチョコレート持ってきた?」
「うん、みやびちゃん・・・持ってきたけど・・・」
「よし!!じゃー放課後、ももとみやで先生呼んでくるからちゃんとやるんだよ!!」
「ぇ・・・でも・・・ワタシ」
「もう!!こうなったらやるっきゃないでしょ!!」
「・・・それじゃーももが先生にチョコ渡しちゃおっかなぁ〜♪」
「ダメ!!桃子ちゃん!!それは止めてよぉ〜」
「じゃーバッチリやるんだよ!!分かった?」
「うん・・・やってみる。」


一日ソワソワして落ち着いてなかった石村。。。オレはあれからちょっと石村の言い残した言葉が気になってはいたが、まさかこれから起ころうとしている事なんか微塵にも考えてなかった。

そして放課後になり・・・
「よ〜しっ!!みや!!先生んとこ行くよ!!」「は〜い♪」
バタバタ駆け出していった二人・・・教室に一人取り残される石村。
じっとしてられなくて椅子から立っては座り、廊下を覗いたり・・・
もう一回椅子に座りかけた時だった・・・

ガラガラ〜、教室の扉が開く音がした。瞬時にビクッと振り向いた石村。
「ぁ、先生。」
「ん?石村かぁ〜どうした?まだ帰ってなかったのか?」
「ぇ、あ、はい。」


「んー?どこだぁー?先生の机に忘れ物があるとか言われて戻ってきたんだけどなぁ〜・・・石村知ってるか?」
「ぇっと。。。先生、あのぉ・・・」
「ん?どうした?」


「こ・・・これっ!!もらってください!!
「これ、ぁ〜もしかしてチョコかな?」
「ぇ・・・ぁ、はい。一生懸命作りました。」


「あの・・・初めて会った時から、す、好きでした・・・」
「ぇ!?オレの事・・・?」
「はい・・・」
そう小声で言うと石村は顔を真っ赤にしてうつむいた。
オレは石村の頭に手をやり撫でた。
「ありがとなぁ〜・・・ここで食べていいか?」
「ぁ、はい!!あの。。。自信ないですけど。」
キレイにラッピングされた袋を開けた。形はちょっといびつだったがおいしそうに見えた。
そう、正直にそう答えた。
「おいしそうだぞ。いただきまーす。」
パクッ。モグモグ・・・うん、思ってたより全然おいしいじゃないか。
真剣な眼差しでオレの事を見つめる石村・・・
「石村、おいしいよ、ホント。」
「ホントに?ホントに!?」
チョコを食べながら袋の中からチョコを一つ取り出し、「ん」と言いながら石村の口に近づけた。
「ぇ・・・」顔を真っ赤にして戸惑う石村。
「ん!」って再度押し付けるように入れようとするオレ・・・
チョコがギリギリ入るぐらいの小さな口を開ける石村・・・
オレの指が石村の唇にあたりチョコを口の中に入れる。
「ホントだ。。。ちゃんと作れてる。」
「な、言っただろ。ありがとな〜石村。」


「ぇ、あのぉ・・・先生」
「一ヵ月後楽しみにしてろよー。石村が思い切り喜びそうなモノ、プレゼントしてやるよ。」
「ぇ。。。はいっ!!」
泣きそうになりながら、勢いよく答えた。
「よーし、いい返事だ。今日はもう遅いから帰りや。」
「はい。。あの、先生・・・」
「ん?」
「・・・また明日ねっ!!さよーなら!!」
バタバタと駆け出していく石村。
「ぉ、気をつけて帰りやー・・・ってまた聞こえてないか。」


校門で待ってた嗣永と夏焼・・・石村が下駄箱から走ってくるのが見えた。
「どうだった!?マイハっち?」「舞波ちゃん!!」
と興味津々の二人・・・
その二人の間を最高の笑顔で駆け抜けていった石村。

「マイハっちー!!今度何かオゴってよー!!」
「そうだよー!!舞波ちゃん、何かオゴってよー!!」
「えへへ〜♪」


一ヵ月後かぁ〜♪先生何くれるんだろう・・・











んー、今回はちょいと長くなってしまいました(-。-;)
1時間ぐらいかかって作ってたので(ノ∀`)
とりあえずおいら乙!!